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研究・開発~原材料の調達~製造

研究・開発

ロイヤルカナンのフードづくり

ロイヤルカナンの製品を開発しているのは、栄養学の専門家たちのチーム。製品はすべて本社があるフランスで開発されており、世界のどこで製造されても同じ規格が適用され、製品特性が変わることはありません。フランス エマルグと米国オハイオ州ルイスバーグにあるペットセンターでは、そこで飼育されている犬と猫を継続的に観察してその特性を研究し、最適な製品開発につなげています。

ペットの健康を守るための最適な栄養バランス

ペットが必要とする栄養バランスは、犬・猫種や年齢、身体の大きさ、ライフスタイルなどによって異なります。ロイヤルカナンでは40種類以上の栄養素を最適なバランスで組み合わせ、それぞれに適したフードを作り出しています。さらに、高齢や疾病など特別な配慮が必要なペットの栄養ニーズにも応えられる製品づくりも追求しています。

犬と猫の品種ごとに異なる
様々な形状のキブル(粒)

ロイヤルカナンでは、研究と観察に基づいて、犬や猫それぞれの品種の顎の形や食べ方に適したキブルの形状を考案・設計しています。また、匂いや味、口当たりの良さ、咀嚼(そしゃく)によるブラッシング効果、満腹感を与えるための密度、栄養素を取り込むための消化など、犬・猫種ごとのニーズに合わせ、嗜好性と消化性を追求したキブルを開発しています。

原材料の調達

原材料の調達から、製品出荷後まで
品質と安全性に責任を持つこと

最高の品質と安全性を追求するために。ロイヤルカナンでは製造の工程にこだわることはもちろん、製品をつくりはじめる前の段階から、最終製品として出荷されるまで、品質と安全性を保つために細心の注意を払っています。

世界各国から厳選された原材料を、
選び抜かれたサプライヤーを通じて調達

品質と安全性に関して、まず大切なことは安全で質の高い原材料を厳選することです。そのためには原材料を提供してくれるサプライヤーも厳しく審査しなければなりません。数えきれないほどのサンプルに対して何百もの項目にわたる分析を行い、原材料の検証が終わるとロイヤルカナンが誇る世界共通の近赤外線(NIR)データベース上の一連の規格と照合し適正を検証します。サンプルの検証が終わると、各原材料のサプライヤーに対して、詳しい原材料リスク評価を行い、物理的・化学的リスクがきちんとコントロールされているかをチェック。さらにサプライヤーが、環境面および倫理面でもロイヤルカナン世界共通の要件を確実に遵守しているのか確認しています。こうした厳しい検証プロセスを経て、初めて使う原材料やサプライヤーは採用されているのです。採用されたサプライヤーは、厳選した最適な原材料を世界各国から調達し、世界の各工場に供給しています。

幾重もの細密な検査を経て搬入される原材料

厳選した原材料も、正しい状態で納品されなければ意味がありません。ロイヤルカナンでは原材料を納入するトラックが到着すると、原材料を目視で確認し、においの検査を行った上で、精査がはじまります。詳細な分析を行うために、数キログラムの原材料のサンプルを異なる箇所から採集。それぞれを検査室で分析テストにかけます。分析内容は、物理的および栄養的側面の検査、動物性原材料の鮮度の検査、穀物のマイコトキシンテスト、タンパク質のメラミンテストなどがあります。これに加えて各原材料を近赤外線(NIR)マシンでスキャンし、そのスペクトラムをグローバルデータベース上の過去のデータと比較するという重要な検査も行います。このスペクトラムに僅かにでも違いがあれば、その原材料の納入は受付けません。こうした厳しい検査工程を通して各原材料は工場内に搬入されています。

製造

世界共通の高い品質・安全基準を
可能にする製造工程

ロイヤルカナンでは世界中のどの工場で製造しても、世界共通の高い品質・安全基準が保たれた製品をつくっています。すべての製品に対し各製造工程で体系立てられた品質コントロールが行われ、最終製品はすべて出荷前に検査されています。

精度の高い栄養組成を実現するため
原材料を正確に計量

ロイヤルカナンの製品は「正確な栄養バランス」を提供することで知られています。精度の高い栄養組成のフードをつくるためには各原材料を正確に計量することが重要です。計測が不正確であれば、犬や猫にとって最適な栄養バランスでなくなったり、ある原材料が過剰に投入されるとペットの健康が危険にさらされる可能性があるからです。

消化率と嗜好性をアップするため
原材料を微細な粉末に粉砕

正確に計量された原材料は、グラインダーに移され微細な粉末に粉砕されます。微細な粒子サイズにすることにより嗜好性と消化性を高めます。

正確な温度管理の下でクッキングする押出成形

微細な粒子サイズにまで粉砕された原材料は、押出成形機へと移されます。ここで原材料はキブルへと成形されていきます。押出成形機内は非常に高温な状態に保たれます。製品が十分に加熱調理され、食品の安全・品質の条件を満たすよう、正しい温度管理をすることが重要です。そのため常にオペレーターがモニタリングし、すべてのパラメーターが所定の規格を満たすようチェックしています。また、一定の頻度でキブルサンプルを採取し、物理的・化学的側面から確認と記録を行います。ここでは十分に訓練を受けたオペレーターが特定の器具を使用して、色・形状・サイズ・密度・水分・タンパク質・脂肪含有量をチェックします。

最高の風味と魅力を与える
フレーバーでコーティング

成形されたキブルは乾燥後、コーティング工程へと移されます。ここでは犬や猫にとって最高の風味を与えるフレーバーでコーティングされます。使用されるフレーバーはすべて天然の動物性タンパク質がベース。また特別なコーティング技術を使用することで、このコーティングが一貫してキブルに吸収されるようになっています。こうしたフレーバーへのこだわりは、世界レベルで管理しており、世界のどこで生産されても同じ嗜好性レベルを実現しています。

製品の鮮度を最高水準で保つためのパッキング

様々な工程を経てつくられたキブルを最高の品質のままパッキングするため、ロイヤルカナンではすべての製品に空気制御システムを採用しています。パッキング時に酸素を押し出し、窒素を充填。これにより賞味期限までの間、製品の鮮度を最高水準に保つことができます。また、この段階で金属探知を実施すると共に、重量・密封品質・印字・酸素残留がすべて標準範囲内にあることを確認・記録します。日本国内には横浜に世界で唯一のパッキング専門の工場があり、製品のパッキングのほか、品質・安全管理、輸入手配、受注業務などサプライチェーン全般を担っています。
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